噛合力が自然の歯と全然変わりません。なぜかといいますと人工歯根を顎の骨に埋入して、完全に固定しているからになります。このため、入れ歯のようにぐらつく、長期間使っている間にゆるんでしまうなどということは起こりません。

ただ、天然歯と同じように噛むことができますから、日常的に噛む力が強い人には、かえって力がかかり過ぎるということがありえます。
このような場合は、人工歯冠を壊さないように、噛合力を測定する装置であらかじめテストを実行して確認して、力加減をしていただくように、歯科医師が指導することもあります。

また、睡眠中に無意識に歯軋りや食いしばりをする癖のある人の場合は、夜寝る前にプラスッチク製の薄いマウスピースを装着していただくこともあります。
いずれにせよ、どんな食べ物でも自由自在に噛んで食べれるというのは、大変な幸せなことだと思います。


しっかりと結合した人工歯根の上に支台部と人工歯冠が固定されているため、入れ歯のように、ぐらつき、がたつき、外れるという心配は皆無になります。総入れ歯の場合は、食事やお話をしている最中に外れそうになったりします。恥ずかしい体験をしている患者さんも中には見受けられます。



こうした精神的なプレッシャーは、第三者から見ている以上に本人は大きなものを感じているでしょう。
インプラントの特徴は、外れる心配もなければ自然で美しい仕上がりにもなります。
総入れ歯ではどうしても不自然さが先に目だってしまいます。

下の第二大臼歯も欠損して、計2本分をインプラントで置き換えるときの設計を考えてみます。先ほどと同じ理屈でもう一本増やせば大丈夫なのですが、ここでも骨の形が設計を大きく左右します。骨幅が充分にあれば二本のインプラント本体で充分だと思います。

一番重要になってくるのは下顎の骨の中に走る神経と血管の位置になってきます。実際には神経も血管もX線写真には写らないのですが、それらが入っている下顎管という骨の構造がX線写真に写ります。

仮に神経を誤って損傷してしまうと、手術をした側半分に麻痺やピリピリした感覚異常が現れてしまいます。そのために、歯科医師は細心の注意を払って診断と手術をしています。しかしながら歯の中でも前歯は制約を受けないめせんので、上下幅いっぱいにインプラントを埋入することもできます。

歯周病という病気は歯と歯ぐきの間から入り込んだバイ菌が、歯肉に炎症をひき起こして、歯肉の中にある歯槽骨を溶かしてしまいます。
歯垢や歯石が蓄積すると歯と歯肉の境や歯と歯の間、歯のくぼみなどに細菌が繁殖していきます。この細菌こそが歯周病の原因を引き起こす原因となります。歯垢(プラーク)というのは、歯のくぼみ、溝についている細菌のことですね。